[1999.06.16]
  お金を払ってバグを買うということ


 ▼『Windows 98セカンドエディション』にバグ(CNET JAPAN)
  http://cnet.sphere.ne.jp/News/1999/Item/990615-5.html


 OSのアップグレードに苦労は付き物だ。うまくアップデートできなかったり,いままで使っていたソフトがうまく動かなくなったり…。でも,間違いを修正したアップデーターに基本的な間違いが見つかるようだと,果たしてそれにお金を払う意味はあるのだろうか? アップデートする価値はあるのだろうか?

 マイクロソフトのウェブサイトによると,ウインドウズ98で見つかったバグを修正するためにリリースされたウインドウズ98セカンドエディションをインストールしたマシンでは,システムがフリーズしてユーザーは再起動せざるを得なくなる場合がある,という警告を出した。セカンドエディションが使うファイル・パスの1つに誤植が1箇所あることが,システムをハングアップさせてしまうのだという。

 相変わらずいろいろとほほ笑ましい話題を振りまいてくれるMSですが(^_^),非常に基本的な新しいバグが,バグ修正版に盛り込まれるということです。ウインドウズ98のユーザーは,19.95ドルでこのセカンドエディションにバージョンアップできるのですが,どうするんでしょうねぇ。一時,このセカンドエディションはアップデートはせんからみんな新規で買え〜と云っていて物議を醸しましたが,撤回しといてよかったね。あのままこのバグ騒ぎになってたらえらいことになってたでしょうな。

 まぁコンピュータソフトというのは常にバグがついて回るもの。バグがないソフトは基本的にない。特に,現在のウインドウズやマックOSのように,巨大なうえに肥大化したOSでは至る所にバグが見られる。そのバグを覆い隠すためにまたコードが肥大化していく…。でも,あまりにも単純なバグ過ぎて↑の話題は笑ってしまいます。ウインドウズ2000へと目立つことがないように進めたかっただろうに…(^_^)。


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